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MHI打上げ輸送サービス

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MHI打上げ輸送サービストップ > 広がる技術 > 広がるものづくり > 打上げ輸送サービスを支えるエンジニア:第1回 飛行制御ソフトウェア: ロケットはコンピュータの中で“飛んで”います

打上げ輸送サービスを支えるエンジニア 第1回 ピンポイントの軌道投入のために 飛行制御ソフトウェアの担当者に聞く 肥山雄一郎 (計画課 宇宙輸送系誘導制御チーム)

「ロケットはコンピュータの中で“飛んで”います」(肥山)

それだけ多くのパラメータを設定するのがお仕事だとすれば、日々の業務は1日中コンピュータと向き合っての……。

肥山 はい、机上の仕事が多いのは確かです。

シミュレーションを行い、結果を検証し、ふたたび数値をいじって、という繰り返し?

肥山 シミュレーションによる検証はとても重要です。完璧な検証を行うために1回の打上げで数10~数100回、ロケットはコンピュータの中で“飛んで”いることになります。確実な打上げにはそれが不可欠です。開発段階には数1000回以上のシミュレーションを行っています。

肥山 写真「H-IIB2号機では、分離後の2段機体を安全に落下させる “コントロールド・リエントリ”に成功しました。新たな挑戦でしたが、悩んだり迷ったりすることがあっても、レビュー会議などの機会を通じ技術本部や研究所など社内の他部門からアドバイスも得られ、心強いです」

打上げは悪天候で延期されることもありますが、そういう場合にパラメータを変更する必要は?

肥山 ある場合とない場合があります。月や惑星を目指す探査機の場合は、地球と目的の天体との位置関係がどんどん変化しますから、打上げ日が変われば目標の軌道も違ってきます。金星探査機「あかつき」(2010年5月21日打上げ)では、打上げ日に応じてパラメータを変えた10種類以上の飛行制御ソフトウェアを用意しました。設定したパラメータはすべて検証する必要があるので、当日にパラメータを変更して対応していては間に合いません。どの打上げ日となっても対応できるよう、すべてについて同じように検証し、準備をしていました。

つまり、パラメータ3000個×10数日分のすべてを検証するんですね!
話は変わりますが、他の部門との連携はあるのですか?

肥山 試験の実施にあたっては工作部門と協力しながら進めます。いつも厳しいスケジュールの中で、無理を聞いてもらっています。また、ソフトウェアのチェックをするのは、品質保証部門です。

相当に厳しいチェックが入るのですか?

肥山 ご想像のとおりで、あまりのキビしさに心が折れそうになるときも(苦笑)。でも、そのおかげで打上げ成功が続いているのだと自分に言い聞かせて日々仕事に前向きに取り組んでいます。

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