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MHI打上げ輸送サービス

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MHI打上げ輸送サービストップ > 広がる技術 > 広がるものづくり > 打上げ輸送サービスを支えるエンジニア:第2回 荷重解析:ロケットの設計とは、常に改良・改善を狙っていく仕事

打上げ輸送サービスを支えるエンジニア 第2回 ロケットはどんな力を受けて飛ぶのか 荷重解析の担当者に聞く 福澤瞬 (構造設計課 輸送系1段構造チーム)

「ロケットの設計とは、常に改良・改善を狙っていく仕事」(福澤)

福澤 写真「17号機では、PAF(衛星と機体を結合させる部材)の作業にも関わりました。
他社の担当者の方と、技術用語や企業文化の違いを乗り越えながらの共同作業がとても新鮮でした。打上げ成功後に互いにねぎらい合うのも、社内のときとはまた違う嬉しさを感じましたね」

構造設計の仕事は、ビルや橋梁などと同様に、モノがいったん出来上がってしまえばもうやるべきことがなくなるのではないかと思っていました。でも、そうではないんですね。

福澤 ええ、打上げには毎回必ず関わっています。地上風から高層風まで、気象ゾンデ(気球を用いた観測機器)なども使って測定した数値をもとに、解析的に機体に加わる荷重を求め、機体が耐えられる範囲に収まっているかどうかを判定します。これを打上げの約2時間前に行い、当日のGO/NOGO(発射可否)判断の材料としています。名古屋にいることがほとんでですが、17号機では種子島で射場作業に関わり、打上げ時にはブロックハウス(発射管制棟)にも入りました。

射場の地下の“秘密基地”のような場所ですね。そこでどんな仕事を?

福澤 地上風や高層風の監視や、飛行中の加速度・温度など各種センサのモニタリングなどです。

ロケットが発射台を離れてしまえば、構造解析担当としてできることは何もありませんよね? それでも飛行中のデータを取得しようというのは、どうしてですか?

福澤 その疑問も、もっともです。打上げは連続成功しているわけですし、解析や試験でやるべきことはやり尽くしています。ただし、そこには限界もあります。解析には突風など実測風を模擬したモデルを使用しますが、試験は地上で行うので、完全には飛行中の機体の状態を模擬できなかったりします。飛行中に起こっている実際の現象とモデルや試験条件との差は生じる場合がありますから、そこは設計上の余裕として次の設計時に反映するなどしています。

その“差”をなんとかゼロに近づけたい?

福澤 はい。飛行中の機体の状態をより詳しく把握し、使用しているモデルや試験条件を見直すことで、構造を軽くしてロケットの性能を向上させ、打上げ可否の判断がより正確に行えるようになります。もちろん信頼性も向上させることができます。ロケットの設計とは、常に改良・改善を狙っていく仕事でもあるのです。

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