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MHI打上げ輸送サービス

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MHI打上げ輸送サービストップ > 広がる技術 > 広がるものづくり > 打上げ輸送サービスを支えるエンジニア:第2回 荷重解析: 常に新たな1ページを開いていかないと、携わる意味がない

打上げ輸送サービスを支えるエンジニア 第2回 ロケットはどんな力を受けて飛ぶのか 荷重解析の担当者に聞く 福澤瞬 (構造設計課 輸送系1段構造チーム)

「常に新たな1ページを開いていかないと、携わる意味がない」(福澤)

今までの話はH-IIAでしたが、H-IIBの開発にも関わって来られたとか?

福澤 はい、入社以来ずっと。新しいロケットを設計する場合は、機体モデルと飛行パラメーターを使って荷重条件を設定し、シミュレーションを繰り返す。そしてどの程度の構造強度が必要になるかを構造設計担当に渡し、必要な素材や構造・加工法を決めていってもらう、というような作業でした。

直径が4メートルから5.2メートルに太くなりましたが、H-IIAとはだいぶ違う?

福澤 荷重設計の担当者として言わせていただくなら、設計方法として大きな問題はありませんでした。ただ重要なのが「従来と同じ設計方法が適用できるのか」ということ。この点に関しては十分な検討を行った上で、従来のシミュレーションモデルを修正して設計を行いました。

福澤 写真「H-IIBでは、JAXA殿(宇宙航空開発研究機構)と協力して開発しました。社内では、数値解析は高砂研究所(神戸市)、風洞試験は長崎研究所などの協力を得たり、射場設備や移動式発射台は汎用機・特車事業本部(相模原市)が作っていたりと、三菱重工の総合力を発揮しました」

初号機、2号機の打上げに成功し、十分やり切ったという思いですか?

福澤 機体ができてしまったからといって、構造設計の仕事が終わりではありません。そこに新たな1ページを開いていかないと、自分が携わる意味がないと思っています。

個人的な思いで結構なんですが、ロケットに関わるエンジニアとして、有人飛行についてどう思いますか?

福澤 小学生の頃「宇宙旅行がしたい」と作文に書きました。そういう思いが私をこの仕事に就かせたのだと思います。実際に仕事をしてみて「誰かが連れていってくれるのではない、自分たちがやるしかないんだ」という気になりました。

「有人」は将来の夢ですか?

福澤 外国ではやっていることなので、抽象的な夢ではありませんね。少なくとも自分が仕事をしているうちに一般の方が宇宙に行けるようになればいいなと思います。そのためのモチベーションはありますし、機会を得られれば、やりきる自信もあります。

インタビュー・構成 喜多充成(きた・みつなり)

産業技術や宇宙技術を守備範囲とする技術系ライター。ノンフィクション作家・山根一眞氏の人気シリーズ「メタルカラーの時代」を長年にわたってサポート。著書に『あなたにもミエル化?』(幻冬舎mc)ほか。JAXA機関誌『JAXA’S(ジャクサス)』編集委員なども務める。

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